白内障お悩みQ&A

ゴルフに誘われています。白内障手術後にゴルフをしても、目の負担にならないでしょうか?

ご相談者様

仕事の関係でゴルフに誘われています。白内障手術から2週間後のラウンドですが行っても大丈夫でしょうか?

  • 手術後の傷口への負荷をご心配されているのですね。お仕事での誘いということで無下に断れない、ということもあるかと思います。術後2~3週間経過しているのであれば行っても大丈夫でしょう。しかし、可能であれば1か月は控えてほしいところです。傷口が開いてしまうと元も子もありません。運動の負荷の強弱からすればゴルフは中間ぐらい、強くも弱くもないといってよいかと思います。スイング自体が傷に大きな負荷をかけることはないと思われますが、18ラウンドを回ることは人によってはタフな運動になります。プレー後に疲労困憊すれば免疫力も低下するので、細菌感染の心配もしなければならなくなります。

  • わかりました。疲労している状態でのラウンドは極力避けるようにします。

  • 運動による傷口への負荷はプレー中のみではなく、その前後のことも考慮しなければなりません。ゴルフ場へ行くときは車で行かれるかと思いますが、ゴルフバッグをショルダーにかけて運びますよね。セット内容にもよりますが、あの重量はかなりのもので傷口に大きな負担がかかります。ラウンド中はカートで運ばれると思うのでいいのですが、もしご自身でバッグを担がなければならないのであれば、ラウンドを回るべきではありません。

  • おっしゃるとおり車で行きますので、家を出るときもゴルフ場でもバッグの載せおろしは誰かに頼むようにします。そのほかに注意すべきことはありますか?

  • 天候です。たとえば強風が吹く日、あるいは土地柄風が強いところがあります。空中を舞っている砂ぼこりなどが傷口に入ると感染の心配があります。
    同様のことは、雨についてもいえます。サングラスをかけたとしてもほこりや雨は入ってくるので、仮にそのような天候であれば花粉症対策メガネのような形状のサングラスをかけるといいでしょう。

  • そうですね。天気予報を見つつ、場合によっては備えるようにしたいと思います。

  • もう1つ、汗の対策もお願いします。陽気によっては汗をかき、額や頭から汗が流れ目に入るかもしれません。これも感染のリスクがあるので、汗はこまめに拭いてください。

  • わかりました。おかげさまで、ちゃんと対策をたててゴルフができそうです。
    ありがとうございました。

まとめ

手術後、2〜3週間が経過しているのであればゴルフに行っても大丈夫です。ただ傷口が開いてしまうといけないので、可能であれば1ヶ月は控えてほしいです。運動の負荷の強弱からすればゴルフは中間ぐらいで、強くも弱くもないといってよいかと思います。スイング自体が傷に大きな負荷をかけることはないと思われますが、18ラウンドを回ることは人によってはタフな運動になります。プレー後に疲労困憊すれば免疫力も低下するので、細菌感染の心配もしなければならなくなるでしょう。

運動による傷口への負荷はプレー中のみではなく、その前後のことも考慮しなければなりません。ゴルフ場へ行くときは車で行かれるかと思いますが、ゴルフバッグをショルダーにかけて運びますよね。セット内容にもよりますが、あの重量はかなりのもので傷口に大きな負担がかかります。ラウンド中はカートで運ばれると思うのでいいのですが、もしご自身でバッグを担がなければならないのであれば、ラウンドは回るべきではありません。あとは天候を考慮して、花粉症対策メガネのようなサングラスをかけること、汗が目に入らないようにこまめに拭くことを意識してください。

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佐藤 香

監修:佐藤 香
アイケアクリニック院長、アイケアクリニック銀座院院長。集中力を要する緻密な作業を得意とし、とくに最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケア――「トータルアイケア」の提供を目指す。現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌など、さまざまなメディアに取り上げられている。著書に『目は若返る』『スゴい白内障手術』(幻冬舎メディアコンサルティング)がある。

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