初診から手術日までどれくらいの期間かかりますか?
ご相談者様

白内障と思われる症状が現れています。仕事が忙しくて受診を先延ばしにしているのですが、白内障の手術は診断から手術までどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
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手術を受ける医療機関によります。たいていは手術をする曜日や、その日の手術件数が決まっていて、そのキャパシティに応じて、最短の日程を選ぶことが多いですね。空いている施設であれば1~2ヵ月後、混んでいる所では半年後、大学病院などでは1~2年後というのも珍しくありません。
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できれば定評のある施設で受けたいのですが、先生のクリニックは1年待ちとかになってしまうんですか?
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いえ、そうでもないんですよ。当院では、検査を含む初診から最短で3日後に手術を受けていただく体制になっています。患者さんには多忙なビジネスマン・ビジネスウーマンや、自宅で介護をされている方など多忙な方が数多くいらっしゃいます。休暇も一存で決められないという方たちに「あなたの手術は最短で○月○日になります」と、なるべく言いたくないので、そういう体制を構築したのです。
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それはありがたいですね。助かる人はいっぱいいると思いますが、なぜそんなことが可能なのですか?
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一朝一夕でできたわけではありませんが、優秀なスタッフを揃え、最新の医療機器の導入を怠らないなどが、その下支えになっていると思います。それと当院を選んで来られる患者様にも助けていただいているんですよ。
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患者さんにですか?
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はい。私のもとに来られる患者さんの多くは、「眼内レンズの種類が多く、レーザーによる最新技術の手術ができるところ」というふうに、しっかりとした希望を持ってらっしゃる方が多いんです。
眼内レンズの種類が多いということは、仕事や趣味などの大事なシーンで、よく見えて欲しい、という要望に応えられるということに他なりません。手術後の見え方をはっきりとイメージしていらっしゃるんです。
最新鋭のレーザー手術は、選んだ眼内レンズのポテンシャルを最大限に引き出すものとなることも調べられており、よくご存じなんです。そういった方たちには、初診日のうちに必要な検査を行い、カウンセリングをして、手術で使う眼内レンズを選んでその特徴などをお話しし、手術の日程まで決めて帰っていただくようにしています。 -
最短では初診で診断していただき、手術まで3日ということですね。それは嬉しいですね。前向きに考えます。
まとめ
医療機関によりますが、たいていは手術をする曜日や、その日の手術件数が決まっていて、そのキャパシティに応じて、最短の日程を選ぶことが多いです。空いている施設であれば1~2ヵ月後、混んでいる所では半年後、大学病院などでは1~2年後というのも珍しくありません。当院では、検査を含む初診から最短で3日後に手術を受けていただく体制になっています。患者さんには多忙なビジネスマン・ビジネスウーマンや、自宅で介護をされている方など、休暇も一存で決められないという多忙な方たちが数多くいらっしゃいますので、そういう体制を構築しました。一朝一夕でできたわけではありませんが、優秀なスタッフを揃え、最新の医療機器の導入を怠らないなどが、現在の体制の下支えになっています。
また、「眼内レンズの種類が多く、レーザーによる最新技術の手術ができるところ」というふうに、しっかりとした希望をお持ちの患者さんが多くいらっしゃることにも助けられています。そういった方たちには、初診日のうちに必要な検査を行い、カウンセリングをして、手術で使う眼内レンズを選んでその特徴などをお話しし、手術の日程まで決めて帰っていただくようにしています。


監修:佐藤 香
アイケアクリニック院長、アイケアクリニック銀座院院長。集中力を要する緻密な作業を得意とし、とくに最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケア――「トータルアイケア」の提供を目指す。現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌など、さまざまなメディアに取り上げられている。著書に『目は若返る』『スゴい白内障手術』(幻冬舎メディアコンサルティング)がある。